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- 餅つきの理由



餅つきには、つき手と返し手の呼吸を合わせることはもちろん、餅全体を臼の中でまんべんなくつく技術や水分量の調節など、高度な技術とスピードが要求されます。餅米の温度が低くなるとデンプンの成分が絡みにくくなり、切れやすく伸びにくい餅になってしまいます。
「速い餅つき」は、やわらかくてよく伸びて、でもコシのある餅に仕上がります。
これは、店主の故郷である吉野郡上北山村に古くから伝わる餅つきの方法で、湯気が上がるほどの熱い状態の餅米を、ものすごい速さでつくのが特徴です。また、上北山村は山奥にあり、餅つきが行われる冬はとても寒いので、餅が冷めてしまわないようにするための先人の知恵ではないかと考えられています。



素材は全て、国産のものを使用しています。
『佐賀県産』のひよくもち米、『北海道十勝産』の中でも上質な小豆、国産きな粉、『愛媛県宇和島産』のよもぎの新芽を用いています。作り方と材料にとことんこだわっています。
また、よもぎ餅に入れる餡は粒餡を使用。小豆の風味を残しながら、甘さ控えめに仕上げました。